みなさん、こんばんは。 歯科医師の犬飼です。
今日は、妊娠中の口腔内についての豆知識です。
妊娠中の注意点は、 １．悪阻による口腔内清掃不良 ２．食生活の変化 ３．唾液の変化 ４．ホルモン変化 などがあげられます。
１．歯ブラシ中におこる吐き気の影響で、歯ブラシ時間と回数が減少します。 ２．大きくなった子宮が胃を圧迫し、食事摂取量の減少、それに伴い間食の増加。 ３．唾液の役割は、安東先生が『歯の豆知識４』で解説していました。その大切な唾液の量が減少し、口腔内が酸性になりやすく、虫歯のリスクが増加。 ４．女性ホルモンの影響により、歯茎を腫らす原因菌が増加し、妊娠性歯肉炎が おこる。
『痛くないし、出産が終わって落ち着いてから治せばいいや』 と安易に考えてはいけません。お母さんの口腔内の状態は子供の口腔内に反映 されるからです。
菌が多い口腔内から、食べ物の口移しや、『赤ちゃん大好き』のキス、同じ屋根の下で暮らす中で、知らぬうちに子供の口腔内に菌が感染し、虫歯になりやすい子供になってしまいます。 『虫歯の少ない子供は、お母さんの清潔な口腔内から』 子供のためにも、定期検診で口腔内の清潔を一緒に保ちましょう。
僕たちが力になります。